Pocket

鼻ではなく、口を通して呼吸することを「口呼吸」といいますが、この口呼吸は歯周病にとって大敵であることが分かっています。

たかが鼻で吸い込むか、口で吸い込むか、と思われるかもしれませんが、この2つには大きな違いがあります。

そこでこのページでは、鼻呼吸と口呼吸の違いについて紹介しながら、口呼吸が歯周病に対してどのような悪影響があるのかということを紹介したいと思います。

鼻呼吸と口呼吸の大きな違い!!

本当はすごい鼻呼吸!!

空気中にはホコリや花粉を始め、ウィルスや化学物質など体に良くない物質がたくさん浮遊しています。

しかし、鼻呼吸ができていれば、これらの物質は鼻の粘膜の表面に生えている繊毛とそこを流れている粘液で濾過され、鼻水となって排出されます。

また、ここを通り抜けた物質があったとしても口腔から扁桃リンパ組織でしっかりと防御してくれます。

一方の口呼吸ではこのような仕組みが乏しく、いきなり肺に空気を送り込む結果となってしまい、体にとって良くな物質まで吸収してしまうことになります。

本当は怖い口呼吸!!

もちろん、口呼吸が怖いのはこれだけはありません、口呼吸で一番怖いのは口腔内の乾燥です。

口腔内が乾燥すると唾液の分泌が減少し、唾液による殺菌や消毒作用が発揮できなくなり、雑菌や細菌が繁殖しやすくなり、歯周病やう蝕(虫歯)のつながります。

特に夜寝ているときはただでさえ唾液の分泌が少なく、雑菌や細菌が繁殖し易い状態なのに口呼吸まで加わると最悪で、雑菌や細菌の天国と化します。

また、本来なら副交感神経が優位になってリラックス状態になるところ、いつまでも交感神経が緊張してしまい、いくら寝ても疲れがとれなくなってしまい、自律神経のバランスが崩れます。

自律神経のバランスが崩れるとさらに唾液がでなくなるという悪循環に陥ってしまいます。

では、口呼吸は止めるにはどのようにしたらいいのでしょうか?

合言葉は「あ」「い」「う」「べ」!!

口呼吸を改善する一番簡単な方法は、「あいうべ体操」です。

「あいうべ体操」とは、

1.「あー」と口を大きく開く。
2.「いー」と口を大きく横に広げる。
3.「うー」と口を強く前に突き出す。
4.「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす。

これを1セットとして毎日30回を目安に続けるのが、基本的なやり方となっています。

「あー」「いー」「うー」は口輪筋を「べー」は舌筋を鍛え、口が自然と開かなくなり、口呼吸が改善され、自律神経のバランスが整い唾液がしっかり分泌されるようになります。

また、すぐにでも口呼吸を改善したいという方は、寝るときに口にサージカルテープを貼るのがオススメです。

こうすることによって強制的に口呼吸になるため、寝る前の歯磨きと相まって寝ている間に雑菌や細菌が繁殖するのを防ぐことが出来ます。

まとめ

歯周病に口呼吸は大敵、「あいうべ体操」で少しでも早く口呼吸から鼻呼吸へ変えよう。

寝るときに口にサージカルテープを貼って口呼吸を防ぎましょう。